お取り寄せの達人のオススメ!
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
その香り、見た目、味わいに、まるで水彩画を観るかのような気持ちになるショコラ
お花とチョコレート。いつも私たちを幸せにしてくれるものですね。チョコレートにお花を添えて差し上げたいーー。そんなお相手へぜひお届けしていただきたいのが、ノリコショコラのチョコレートボックス「花に想う」です。
お花をテーマにした5粒のチョコレートが、きれいなジュエリーのようにボックスに並んでいます。
ノリコショコラのチョコレートを作っているのは、オーナーショコラティエールの山崎のりこさんです。オーガニックや無農薬の素材を使い、すべてをのりこさんがハンドメイドするというもの。「心と体によいものを」というテーマをもとに材料が選ばれているので、いつも私は安心して味わうことができます。
もともとファッションの世界でお仕事をされてきたのりこさん。私はファッション好きなので、ときどきお茶などしながらチョコレート以外のお話をすることもあるのですが、面白いのは、やはり、のりこさんのチョコレートはファッションや絵画のような印象であること。
時に私はのりこさんのチョコレートをいただきながら、水彩画を鑑賞しているような気持ちになっていることがあります。
たとえば「春の庭」は、アールグレーとラベンダーが香りたち、さらにミントとカモミールがほんのりとグラデーションするように優しく香り立つチョコレートです。そして「月夜の風」は、ジャスミンティとライム、カシューナッツが香ります。
心を動かされたのは、春に味わう桜餅のような「桜園」でした。桜風味のバターと桜の蜂蜜、そして抹茶が加わり、これまでに味わったことのないボンボンショコラ。みなさんも和菓子をきっと思い出すと思います。「今ここ」という名前のチョコレートには、私の好きなクロモジの香りがありました。クロモジ茶を使って、アプリコットやコーンフレークなどと調和させたそうです。
いかがでしょう?どんなお味なのかしら、と味わってみたくなりませんか?
まるで絵の具の分量を選ぶように、ほんの少しのバランスまで感覚を使って考えてあるのだろうとわかるチョコレートたちです。決して主張が強いわけでなく、香りがよく、心と体にやさしく溶けていくような繊細なチョコレート。本当は、自分のために選んでいただきたい一箱です。
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
大学卒業後民間放送局に入社、ディレクターとして多数の番組を企画・制作。ショコラ愛好家歴は25年以上で、現在はチョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターとして雑誌、ラジオ、TV、情報サイトなどで活躍。東洋経済オンライン執筆者、オールアバウトのチョコレートガイドもつとめる。チョコレート情報サイト「The Chocolate Journal」を主催。
[ウェブサイト] Chocolat Lover's Net*The Chocolate Journal