お取り寄せの達人のオススメ!

井出留美さん(食品ロス問題ジャーナリスト)

フランス語で「小さな森」と名付けられた、宝石箱のように美しいクッキー缶

 プティボワ 森の恵みクッキー(150サイズ)

2011年に独立してから毎年、自己紹介漫画「イデルミ物語」をイラストレーターの方に描いていただいています。毎年、秋ごろにお会いして、食事しながらその年にあった出来事を伝え、ハイライトをA4一枚にまとめる……というものです。2024年までに14回も描いていただき、公式サイトにも載せています。

そのイラストレーター、川瀬ホシナさんが、打ち合わせのときにプレゼントしてくださったのがPATISSERIE GIN NO MORIの「プティボワ 森の恵みクッキー」でした。紙袋からして高級感たっぷり。帰って中を開けたら、形や大きさの違うさまざまなクッキーがぎっしり詰まっていて、思わずうれしくて声をあげました。

食の仕事をしているので、どんな材料を使っているのかな……と見てみると、なんと国産の「どんぐり粉」を使っていると書いてあるではないですか。「どんぐり粉」を使っているお菓子を食べるなんて、生まれて初めての体験です。ちょっと苦味を感じるものの、サクっ、ホロっとした食感で、あとをひくおいしさでした。

あまりに印象深かったので、後日、大学農学部の広報室会議の先生方にも伝えたところ、「え?どんぐり?」と、やはり原材料のことに興味しんしんでした。

調べてみると、このクッキーを作っているPATISSERIE GIN NO MORIは岐阜県恵那市にあり、恵那市には「恵那 銀の森」という、自然と食を楽しむ施設があるんですね。このパティスリーは、「銀の森」の中にあるのです。森の恵みを表現した製品をつくろう、ということで、2018年にオープンしたそうです。銀の森では、2024年11月、「どんぐり祭り」が開催されました。

「プティボワ 森の恵みクッキー」は、今回ご紹介する150サイズのほかに、ひとまわり大きい180サイズもあります。150サイズには14種類、180サイズには19種類ものクッキーが詰まっています。

たとえば、さくっとした食感の、どんぐり粉とヘーゼルナッツを使った「グラン」、クマ笹風味の葉っぱのクッキー「ササ」、甘酸っぱい山査子(さんざし)を使った「オーベピン」など、オリジナリティあふれるものばかり。

個人的には、焙煎珈琲の香りがする「カフェグラン」、ほのかな山椒の香りを味わえる「サンショ」や、発酵バターと黒胡椒、シナモンの香りが楽しめる「フィユ」などが好みです。

施設「銀の森」とPATISSERIE GIN NO MORIを運営するのは株式会社銀の森コーポレーション。社長さんのインタビュー記事によれば、このクッキーを作るためのどんぐりは、いろんな地域のさまざまな世代の方に拾っていただいているのだそうです。
https://shigoto100.com/2023/01/ginnomori-2.html

まさに、森の恵みを実感できる、素敵なクッキー。中身も包装もすべて素敵。一度味わってみたら、その魅力にとりつかれるはずです。

井出留美さん(食品ロス問題ジャーナリスト)

ライオン(株)、JICA海外協力隊、日本ケロッグ等を経て独立。食品ロス削減推進法成立のきっかけを作った。著書に『食べものが足りない!』『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』(第68回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)他。第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/令和二年度 食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。

[ウェブサイト] office 3.11
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