お取り寄せの達人のオススメ!

平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)

年始の挨拶やお祝いにぴったりの縁起物!“まめ”に暮らせる和のパウンドケーキ

 丹波種黒大豆(黒豆のパウンドケーキ)

香川県高松市の「菓子工房ルーヴ」は、ドイツ菓子・パンの店として1978年に創業。創業者ご夫妻の弟に当たられる野﨑幸三シェフが継承し、地域に愛されるお店です。

地元の素材を生かしたお菓子も色々と作っていらして、2000年の発売以来の人気商品「和三盆手巻」もその1つ。香川県が江戸時代に“讃岐国”と称された頃からの名産品「和三盆」の原料糖を使ったロールケーキです。

この「丹波種黒大豆」は、丹波種のふっくらした黒大豆や、北海道産の発酵バターなど最高級素材を厳選して使用したパウンドケーキ。

黒大豆とは黒豆のこと。お正月のおせち料理でいただく黒豆の甘露煮は、「まめに暮らせますように、まめに働けますように」という願いを込めたもの。そんな黒豆入りのパウンドケーキは、新年の集まりや御年賀のご挨拶にもぴったりです。

そしてこのお菓子にもまた、伝統製法によって作られる讃岐産の「和三盆糖」や香川県産小麦粉、さらに希少糖「アルロース」といった地元の素材がたっぷり練り込まれています。

“希少糖”というのはあまり耳慣れない言葉ですが、自然界に微量ながら存在する糖類の一種で、人間にとって役立つ機能があるものとして、最近、注目されています。

中でも「アルロース」は、カロリー換算ゼロ、感じられる甘さも一般的なグラニュー糖の70%程度で、すっきりして雑味が無いのが特徴。様々な機能性が研究されつつあり、糖尿病や肥満予防にも繋がるのではないかと期待されているとのこと。

工業的に大量生産するのが難しかったところ、香川大学で研究が進められ、量産化に成功したそうです。さすがは、日本の伝統的な製糖技術を継承してきた香川県ならではですね。

上面が波を打ったような形は、「レーリュッケン」というドイツ菓子によく使われる型によるもの。これはヨーロッパに生息する“ノロジカの背中”を意味するお菓子で、オリジナルはココア生地にアーモンドを散らして、鹿の背中の斑点のような模様に焼き上げます。

同じように、黒豆が透けてまだら模様のように見えるのがユーモラスで楽しい。アーモンドも含まれる生地はしっとりきめ細やかでリッチ。黒豆の上品な甘さを包み、皮の旨味や香ばしさの余韻を底上げしてくれます。

食べる分をカットしてほんの10秒程度、電子レンジで温めていただくと、芳しさとしっとり感がいっそう増して楽しめるのでお勧めです。

コーヒーや紅茶はもちろん、煎茶や抹茶との相性のよさも抜群!そして実は日本酒とも合うので、お正月にお酒をいただく機会などに、一度、試されてみてはいかがでしょうか。

平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)

スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。

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『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
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「おいしいマルシェ」(「人気店の定番スイーツ」vol.65)
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